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自由選択学習として約1ヶ月間研修した6年生から感想を頂きました!④
2024.05.09
約5週間の自由選択学習で大変お世話になりました。
この実習期間を振り返って率直に思うことは、5週間とは思えないほど充実していたということです。1人のスチューデントドクターとして接していただき、今までになく臨床での経験を積ませていただきました。
私が特に印象的なことは、患者さんの受け持ちと手技です。
初療からICU退室まで一連の経過を勉強するために、患者さんの受け持ちを行いました。毎日ベッドサイドに行って、会話をしたり診察をしたりしてカルテを記載しました。毎日経過を見ているとわずかな変化にも気づくことができましたし、病状の改善を患者さんとともに喜ぶことができました。受け持った患者さんが回復していく過程をみるのは初めてだったので、自分のことのように喜んだのを覚えています。私の拙い診察に日々協力していただいたにも関わらず、一般病棟に転棟される際にありがとうと言ってくださった患者さんがいらっしゃったのですが、それがとても嬉しく今後もきっと忘れない経験になりました。
手技の種類と量の多さは救急科の特徴の一つであると思いますが、5週間の間にたくさんの手技を経験させていただきました。手技はいくら教科書で勉強をしていても実際に経験してこそだと思いますので、その機会が存分にあったことは大きなチャンスでした。実際にやってみると難しいポイントがいくつも出てきて、それに気づけたことや何回も挑戦するうちにできるようになっていく過程が楽しかったです。特に、ルート確保は5週間で10例以上挑戦したいという目標を立てていたのですが、目標以上に経験することができ成功体験も得ることができました。他にも数多く経験した手技や、先生の補助なく1人でもできるようになった手技のおかげで、怖かったことに対して少しだけ自信を持てるようになりました。
これらのこと以外にも、自由選択学習という名前の通り、先生方には私たち学生の要望に多く協力していただきました。言ったら言った分だけ何かしらの対応を必ずしていただけるという安心感が、良い意味で遠慮せず実習に参加すること繋がったと思います。救急科での経験は、今後国試、初期研修と道を進んでいく過程でかけがえのないものになると思います。本当にありがとうございました。今後も何かとお世話になると思いますので、よろしくお願いいたします。