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医学生4,5,6年生の実習教育も行っています!
2023.07.18
当院は大学病院であり、医学生4,5,6年生、他に薬学生の実習教育も行っています。教員→学生、という構図だけではなく、屋根瓦教育として、救急科専門医→専攻医→初期研修医→医学生 という形での現場教育を行い、振り返りや初期患者対応も一緒に行っています。
以下、医学生5年生の病院実習の感想を頂きましたので、掲載いたします。
『BSLの率直な感想は、一言で言うと、三次救急が何をしているのかを実際に目で見てやってわかったことが1番意味があった、です。
元々三次救急の現場を実際に見たことはなかったので、誰がいて、何をするか詳しく知らないところからのスタートでした。
救急科は、座学でいくらやっていても、実際に器具・機材を目で見て、それをどう使い分けて、どのくらいのスピード感で診療を進めていくかなどは、実際に現場を見た方が分かりやすい点が他の科よりも多い気がします。
初療の現場に薬剤師さんや消防隊の方が付いてくださることも初めて知りました。
外傷を見たのも初めて、CPAを見て実際に生身の人間で胸骨圧迫をしたのも初めて、酸素マスクをSpO2に合わせてリアルタイムで使い分けているのを見たのも初めて。
初めてのことでも実際にやってみれば一目瞭然で、そこで使った知識も絶対に忘れないものになりました。
手技も、心電図は何度もやって秒で貼れるようになったし、尿道カテーテルは2回入れてもう手順は覚えた、というように学生でも手を動かす機会が多かったのもBSLならではの学習だったと思います。
他の科では必ずレポートがあり、諮問のために座学の時間を多く設け、実臨床を見る時間はBSLとはいえ少ないことが多いのですが、救急科はとにかく初療に入るという点が良かったなと思います。
また、当直まで残ったり、CVやAラインの手技を見たりと、希望をすれば幅広く対応していただけたことも多くの学びの機会となりました。
それと、救急医学の先生の授業でマネキンで初療を一通り実践したときに、初療で素早く医療面接と臨床推論をしなければいけない焦りや難しさを感じたことが、より勉強しなければという原動力になりました。』